----------------奥多摩・真名井沢遡行計画書-------------------
■期日 2011/4/11(月)
■山域 奥多摩 多摩川水系大丹波川

■メンバー
L宮崎 SL小谷田 大向

■在京責任者  西井

■在京本部設置要請日時  2011/4/11 20:00
■捜索活動要請日時  2011/4/12 10:00
■アプローチ

千葉446-JR総武線-538御茶ノ水548-JR中央線高尾行-642立川650-JR青梅線奥多摩行-749川井

川井駅から西東京バス 平日6:46 7:28 9:58 土日7:41 8:24 9:27-(12分)上日向

歩くと55分

■行程 上日向バス停(4:00)赤杭尾根
※ツメ注意 早めに(900m地点くらいから)赤杭尾根に上がる

※下降路は赤杭尾根を古里駅へ (2:00?)
※東京起点沢登りルート120参考

■エスケープ 引き返す(F3まで)その後は進む
■地図 「武藏御岳」「原市場」「武藏日原」 エアリア「奥多摩」

■共装 ザイル(9mm,45m),1人の登攀具…小谷田  ツエルト,コンロ,コッヘル…宮崎  ヌンチャク…宮、小

■個装

□沢足袋 □ヘルメット □ハーネス □ザック □防寒具 □雨具 □下山用シューズ
□シュリンゲ(長2短2以上)・下降器・環付カラビナ2・ATC □行動食 □非常食 □コンパス □ライター □地図、遡行図 □笛

□ナイフ□ヘッドランプ □予備電池 □着替え □ポリタン(ペットボトル)□ロール □保険証コピー □持病の薬 □現金 □救急用品

※防寒をしっかり

奥多摩*真名井沢遡行記録
■ 日時 2011/4/11(月) 天候:晴れのち曇、のちひょうすぐに雷雨、のち雨
■ メンバー L宮崎、小谷田、大向

■ 記録
6:42立川駅 3人合流

7:49川井駅 平日だったが奥多摩へ向かう電車は登山客と見られる人もちらほら。駅前の交差点では警察が小学生を誘導していた。(朝の登校ということで)。バスの時間が合わなかったので歩き始める。歩道はあまりない。車は比較的多い。

上日向バス停 バス停から少し歩いて左の林道へ。林道真名井線。未舗装。とりがや橋を渡った右側に駐車スペースがあり車が1台止まっていた。その先で入渓準備。

9:40入渓。

最初は仕事道を利用。わさび田がときどきあるが、今は使われていないものがけっこうある。しばらくは河原歩きが続く。

次第に滝が出てくるが登ったり、巻いたり。

二俣を左に行くとすぐに魚止めの滝。

10:45ころ 魚止めの滝 右側をよーく見たが残置ハーケン等は見つからず、ぬめっていて滑りそうなので巻くことにした。右から巻いて落ち口のすぐ上に出た。立派な巻き道と書いてあるサイトもあったがそうでもなく、確保して通過した。

その後古い取水パイプのある5m滝、2段4m、5m
(遡行図には右からの巻き道が書いてあったが、左から巻いた。と思う。)4m(右から枯れ沢が入っている。)4m(比較的深い釜があり、ぬめっていて登るのに苦労した。)3m2m2m3m(最初の3mは倒木があった。あとは苦労せず登れた。)といろいろあったが詳細は覚えていない。直登したり、お助け紐出したり、ザイル出したり。

820m奥の二俣 休憩 赤テープがしてあるがそのうちはがれそう。小谷田サンのGPSがほぼ正確な標高を表示していたらしい。左へ。その後も小さな滝が連続する。

4m 水線左の階段状のところを登る。

倒木帯に入り、ちょうど自然林と植林帯の境目の尾根からつめることを決意。(後から考えると少し早かったかもしれない。)その左の沢状のところから上がるが、すこしガレていて急傾斜。この沢は苔むした石積みの堰堤がいくつかあった。早めに植林帯の尾根に上がりしばらく急傾斜の尾根を上がるとだだっ広くてなだらかなところに出た。地形図でも確認できた。小谷田サンが地図とコンパスと笛を落としたことに気づく。やっぱはさんでるだけじゃ落とすんですよー。今後行く人がいてもし見つけたら拾ってきてあげて下さい。この広い平らなところは快適だった。自然林の中ににょきにょきととんがった緑色の植物が生えかけていた(?)。あいかわらず自然林と植林帯の境界を行き、傾斜が少しきつくなってきたところで植林帯側に入る。昔の仕事道らしき道が時々現れる。苔むした倒木もちらほら。少しきつめの傾斜が続いたのでいちいち10歩くらいで止まる。道を見つけつつ登っていくとそのまま尾根道に出た。比較的楽だった。

13:55遡行終了 装備解除したり昼食べたりしてたら雹が降り出し、さらに雷が鳴りだしたため急いで下山。途中、雷がひどくなったため30分ほど待機した。小谷田サンが寝そうだった(らしい)。(Oサン談。)その後すこし落ち着いたので急いで下山。途中バキバキに折れた木があって雷で折れたのかと思うと不気味。2カ所ほど登山道が崩れており、ここで滑落したくないのでお助けひもを出した。

16:10 古里

温泉を探したところ、松乃温泉水香園というのが川井駅近くにあることを見つけ歩くことに。1000円。高級感のある温泉旅館だった。皇太子さまも泊まったらしい。とてもいい温泉でした。

川井駅から電車。雨が強かった。


*アプローチがよいがバスが使えるともっとよい。

*「東京起点沢登りルート120」は大きな滝のみ書いてあり、他にも多くの小滝があった。

*滝は全体的にぬめった岩が多く、滑りそうで怖かった。そのため巻いた滝もあった。ネットの記録を読むと簡単に登っているがやはりクライミングがうまいんだろうか。

*雪が2カ所くらい残っていたが、水はそれほど冷たくはなかった。ちょっと浴びるくらいは何ともなかったが、腰までつかりたくはなかった。

*山での雷はやはり怖いと思った。かなり近くだったと思う。樹林帯の尾根上にいたが、その場合どうするのがよかったのだろう。前線が近づいており、昨日の天気予報でも午後から大気が不安定といわれていたのが気になってはいた。

*山中では誰にも会わなかった。


*スギ花粉が多かったのか2人は花粉症に苦しんでいました。くしゃみ連発。

*ザイルを出したとき小谷田サンが手間取っていた上に確保ができていないような気がしました。沢に行く前、というか日頃からザイルワークの練習をしましょう。今回は任せっきりでしたがありがとうございます。

*個人的にはもっと安定して滝を登れたらなぁと思いました。大向さん登るのうまいと思いました。